2025/11/18 13:00
冬って、なんとなく毎日が同じ景色に見えませんか?
寒いし、外に出るのはちょっとおっくうだし、気付けばあっという間に3ヶ月が過ぎていた…なんてこと、よくありますよね。
でも実は、冬ほど “五感が冴える季節” ってないんです。
静けさ、澄んだ空気、あったかい飲み物のありがたさ。どれも冬ならではの心地よさ。
『四季めぐり帳〈冬編〉』には、そんな冬の魅力を改めて感じられる
「冬の五感ジャーナル」 が用意されています。
今日は、この「五感」を味わうと何が起きるのか?
そして、どうして心が豊かになるのか?
少しだけお話しします。

1. 冬は「音」がはっきり聞こえる季節
冬の朝の静けさ、雪の日のやわらかい物音、ヒーターが動き出すときの低い音。
普段なら流してしまいそうな音が、冬はなぜか心に届きやすい。
音を意識すると、思考のスピードがすっと落ち着いて、今ここに戻ってこられるんですよね。
2. 冬の「風景」は光の魔法がかかっている
冬の空は澄んでいて、建物の影がくっきり。
夕方の光は淡くて、やさしい。
「いつもの道がちょっと違って見える」感覚って、
実は心を落ち着かせる効果もあるんです。
五感ジャーナルでは、そんな“今日の冬の景色”を、言葉でスケッチすることができます。
3. 「味」がほっと沁みる
冬の味覚は、体温と心をじんわり温めるものばかり。
甘いみかん、ほくほくの根菜、温かいスープ。
噛んだ瞬間に「あ〜生き返る…」みたいなあの感じ。
寒い季節だからこそ味わえる静かな幸福なんですよね。
4. 香りは記憶と強くつながってる
冬の空気の匂い、ストーブのにおい、朝いれたコーヒーの湯気…。
香りは、一瞬で「その日の自分の気持ち」を思い出させてくれます。
だから、香りを書き留めることは、心のメモにもなるんです。
5. 手ざわりは“安心感”を生む
マグカップの温かさ、厚手のコートの生地感、手に馴染む手袋。
ふと触れたものが、自分をふわっとやさしく包むことってありません?
触覚は、五感の中でも「安心」と結びつきやすい感覚。
だから“触れたものの記録”を残すと、後から読み返したときに
その日の温度まで思い出せたりします。
五感を味わうと、日常の密度が上がる
五感ジャーナルの良さは、「特別なことを書かなくていい」ところなんです。
むしろ、今あるものに気付いていくことが大事。
・今日聞こえた音
・見た景色
・おいしかったもの
・ほっとした香り
・やさしく感じた手ざわり
こうして感覚を拾っていくと、毎日に“気付きの層”が増えていって、
同じように見えていた冬の時間が、静かに色づき始めます。

五感を味わう時間は、自分をいたわる時間
外が冷たくて、日が短くて、ちょっと気持ちが縮こまりがちな冬。
だからこそ、五感をひとつずつ味わうことで
心がふわっとほぐれる瞬間が増えていきます。
『四季めぐり帳〈冬編〉』は、そんな“冬のやさしさ”を受け取れるように作られた一冊です。
日常が静かにゆたかになっていく感じを、ぜひ味わってみてくださいね。
