2025/11/18 11:33

毎日が軽くなる“季節ジャーナル”のすすめ

冬になると、気持ちがずしっと重たくなる——そんな人、じつはすごく多いんです。
寒さや乾燥、日照時間の短さ。身体も心も縮こまりやすい季節だからこそ、いつもよりちょっとだけ“自分にやさしく”してあげる必要があります。

そんなときにぴったりなのが、
季節を感じながら心を整える『四季めぐり帳〈冬編〉』
これは、ただの手帳ではなく“冬の過ごし方をやわらかくチューニングするための道具”なんです。

今日は、冬が苦手な人にこそぜひ試してほしい、季節ジャーナルの魅力をお話しします。


冬がつらい理由は「季節の変化に心が追いついてない」だけかもしれない

冬が苦手なのは、性格の問題でも根性の問題でもなくて。
ほとんどの場合は、

  • 日照時間が短い(気分が沈みやすい)

  • 身体が冷えてエネルギーが低下する

  • 外に出ない→刺激が減る

  • 情報が少なく、季節の“手がかり”を失いがち

こんな理由によるものだったりします。

つまり、季節の変化をキャッチする力が弱まっているだけなんです。
その感覚を少しずつ取り戻すための小さなファーストステップが、「季節ジャーナル」。


季節ジャーナルって何?

季節ジャーナルとは、
“その季節ならではの景色・音・香り・食べ物・気づき” を
そのまま手帳に書き残していくこと。

毎日じゃなくても、箇条書きでも、1行でもOK。
大切なのは、“今ここにある季節” に意識の焦点を戻すことなんです。

冬はどうしても「寒い/暗い/しんどい」に気持ちが引っ張られがち。
でも、ほんの少し視点を変えるだけで、冬の世界はやさしい色合いをしていることに気づきます。

『冬の栞』で、冬の小さな楽しみを再発見する

『四季めぐり帳〈冬編〉』には、季節の草花や食材、冬にまつわる言葉がまとまった “冬の栞” が収録されています。

これが、冬嫌いさんにとってめちゃくちゃ便利。

「今日、これ探してみようかな」
「この言葉の感じ、好きかも」
「冬ってこんな花が咲いてるんだ…!」

小さなきっかけがあるだけで、
景色を見る目がふっと変わってくるんです。

自分のペースで書けばいい。「やりたいことリスト50」は冬を育てるページ

このリストは、空白の50枠に“自分のやりたい冬”を書き込んでいくページ。
義務じゃないし、全部埋めなくてもいい。

・あたたかいスープを作る
・お気に入りの手袋を買う
・湯船につかる時間を増やす
・見たい景色をひとつ決める

ほんとうに小さくていい。
書いた瞬間、冬がちょっとだけ味方になってくれます。

五感ジャーナルで、冬の心の重さがすっとゆるむ

冬は五感がとにかく“鈍くなりやすい季節”なんですよね。
だからこそ、五感をひらくと心が軽くなる。

『冬編』には、
音/風景/味わい/香り/手ざわり
この5つの感覚をそれぞれ記録できるページがあります。

・ストーブのパチパチ
・冬の朝の透明な空気
・みかんの甘さ
・湯気の匂い
・ブランケットのあたたかさ

ひとつ書くたびに、心の奥でキュッと固まっていたものがやわらかく溶けていくような、不思議と“ホッとする”時間になります。

月のふりかえりで気づく、「あ、私けっこうがんばってたんだ」

気分が落ちやすい冬こそ、ふりかえりが効きます。

1月・2月・3月それぞれに、
「こんなことあったな」
「これが嬉しかった」
「この日はしんどかった」

と心の動きを残しておくと、
季節の終わりに「冬のまとめ」のページでじんわり成果が見えてくる。

冬が苦手でも、
“できていること” のほうに自然と目が向いていくのがこの手帳のいいところ。

3ヶ月だけだから続けやすい|冬に寄り添う軽やかなパートナー

年間手帳は続かないけれど、3ヶ月だけなら話は別です。

・気負わず始められる
・書けなかった日があっても罪悪感ゼロ
・冬の世界観に浸れる
・春編につながるワクワクもある

「冬」が苦手な人の心に、無理なく寄り添ってくれる軽やかな相棒みたいな存在になります。

冬の重たさは、“季節に気づく”ことで軽くなる

冬がしんどいのは、あなたのせいじゃなく、季節の仕組み。
だからこそ、季節に目を向け、冬の美しさやあたたかさをひとつずつ拾い上げていくと、気持ちがしぜんと軽くなります。

『四季めぐり帳〈冬編〉』は、
そのためのちいさな灯りのような手帳です。

冬が苦手なあなたにも、
この3ヶ月がそっと寄り添ってくれますように。